初級
最初は、ゲームプログラムをあまり意識しないツールで作るといいと思います。
「ゲームを作りたい!!」
と思ってプログラムを始めるわけですから、「ゲームの完成」というゴールが近い方がいいのです。
例えば、CやJavaなどのプログラム言語でゲームを作るとすると、
「画像の表示処理の方法」や「言語仕様」を理解するだけでも半年はかかります。
(私は2年たっても理解できてません…(´Д`;)
…目指すのは、プログラム言語の研究ではなくて、「ゲームの完成」のはずですよね?
(と、自分に言い聞かすw)
ということで、
具体的には、「HSP」「RPGツクール」「Flash」といったスクリプト言語・ツールで開発することをオススメします。
これらは、面倒な処理(色々な初期化・APIなど)を内部に隠してしまっているので、
(プログラム言語を使うよりは)楽にゲームを作ることができます。
HSP
最初は、ゲームプログラム初心者に絶大な支持を得ている「HSP」です。
Hot Soup Processor オフィシャルホームページ
特徴としては、
です。
私も最初はHSPで色々と勉強しました。
CやJavaなどと比べると、言語仕様が物足りないですが、プログラムの本質は同じです。
またプラグインからDirectXを呼び出すことができるので、
その気になれば、3Dゲームを作ることも十分可能です。
最新HSP3プログラミング入門Windows95/98/NT/2000/Me/XP対応
- 作者: 悠黒喧史,おにたま,うすあじ
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2005/11/21
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HSPの基本的な使い方が、きれいにまとまっています。
ゲーム作成の基本ともいえる「シューティング」や「ノベルゲーム」の作り方が
のっているので、ゲーム作成初心者にもオススメできると思います。
また、巻末の関数一覧もとても役に立ちます。
12歳からはじめるHSP3.0わくわくゲームプログラミング教室―Windows98/2000/Me/XP対応
- 作者: 大槻有一郎,おにたま
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絵や図がたっぷりあり、文章がやさしく書いてあるので、
プログラムが初めてでも、楽しく読むことができると思います。
「12歳から」って、、、などと思うかもしれませんが、
シューティングゲームやRPGの作り方がのっていて、意外に侮れないですよ〜。
RPGツクール
こちらも初心者に大人気のツールです。
値段がちょっと高めですが、その値段に見合うものは得られると思います。
HSPやFlashよりも「プログラムしている」という感覚が少ないため、
ゲームデザインに注力できます。
また、RPGだけではなく、頑張ればアクションゲームも作れる、
といった汎用性もあります。
あと、今はDirectXでゲームを作っている、という人も
昔はRPGツクールでゲームを作っていた、という経歴の人が結構いたります。
そういった人は、RPGツクールでしっかりとゲームデザインを勉強しているので、
すばらしいゲームを作っている人が多いです。
RPGツクールXPでは、スクリプトもサポートするようになったので、
より高度なツールへと進化をしているようです。
- 作者: メディアミックス書籍部
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
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今は、「2000」はRPGツクール2000 VALUE!でお買い得な値段になっています。
Flash
最後はWebでおなじみのFlashです。
アドビ公式サイト:クリエイティブ、マーケティング、文書管理ソリューション
基本的にはブラウザでアニメーションを作るためのツールなのですが、
ゲームも作れてしまいます。
ツールの値段が高いのがちょっと残念なのですが、
言語仕様がしっかりしていますし(JavaScriptの拡張)、
将来性があります。(実行環境のユーザ数は世界に5億人!)
また、ブラウザで動くことにより、
- ダウンロードして〜
- 解凍ツールで解凍して〜
- あ、動かない。ランタイム入れて〜
といった手間がないため、
お手軽感覚でプレイしてもらえる可能性が高い、
というのもFlashの利点です。
オレ流Flashゲーム作成術 実践ActionScriptゲームテクニック
- 作者: ババラ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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立ち読みして、なんとなく良さげだった本を推薦しておきます。
ゲームプログラム本って、ミニゲームのサンプル書いて終わり、
みたいなものが多いのですが、
これはゲームプログラム特有のフローであるとか、
本質的な部分を解説していますね。