大きな達成感・小さな達成感

ゲームの面白さの一つの目安として、

「小さな達成感」が味わうことができ、
それを繰り返すことにより、「大きな達成感」が得られるかどうか

ということがあります。
 

大きな達成感とは

ゲームにおける「最大の目標」を達成したときに得られるものです。
例えば、

  • ゲームクリア
  • ゴールに到着
  • 敵を倒す

といったときに得ることができます。
 

小さな達成感とは

プレイヤーが今すぐにでもやらなければならない「小さな目標」
を達成したときに得られるものです。

  • 敵を倒す
  • チェックポイント通過
  • 必殺技発動
  • 敵にダメージを与える
  • 障害物を飛び越える

 

小さな達成感を充実させる

例えば、

タイミングよく障害物をジャンプで跳び越す

というミニゲームについて考えてみます。
 
そして、このゲームの「大きな目標」を、

  • 1000m地点でクリア

ということにします。
 
その場合、
「延々とジャンプし続けるゲームが果たして面白いか?」
という問題がでてきます。
「障害物をジャンプする」という小さな目標があるものの、
だらだらと1000mもの距離をジャンプし続けるというのも、
メリハリがないですよね。
 
そこで、

  • 100m毎に「何100m到達!!!!」

という演出を出すことにします。
これにより、プレイヤーは「小さな達成感」を得ることができ、
展開にメリハリがつきます。
(例:ミスタードリラー
 
ほかにも、何連続かジャンプに成功した場合、

  • 「10コンボ達成!!!」

などの演出があれば、プレイヤーは連続して成功させようと思って、
ゲーム性が向上します。
 

まとめ

ということで、
ゲームデザインを見直す場合、
このゲームの「大きな達成感」は何か?
このゲームに「小さな達成感」がどれだけあるか?
という視点で見ることも、
面白いゲームを作る上で重要なことだと思います。