群体AI1
(参考:http://www.alfasystem.net/ngs/ngs_5.htm)
リンク先は、ちょっと書き方や言葉が難しくなっているので、
自分なりにまとめてみました。
ゲーム業界は現在「大鑑巨砲主義」となっていて、
制作費は膨大なものとなっているそうです。
さっき、NHKで「ゲーム開発の現状」というのがやっていたのですが、
それによると、10年前は一つのゲームの開発費は5000万円ほど(開発規模30人)だったのが、
今では1億5000万円(開発規模100人)かかり、次世代のゲーム機では3億円ぐらいかかることになるそうです。
ですが、戦争の世界では、ミサイルのように「高集積化・小型化」に移行したことを考えると、
ゲームの世界でもそうなる日は遠くなさそうです。
そこで、アルファ・システムが考えた「高集積化・小型化」は以下のようになるそうです。
- リソース(マップ・アイテム・キャラ)の小型化
- リソースは量よりも質を重視する
- これらのリソースを高度に運用するシステムの構築
なぜなら、
- ゲームの深み=ゲームシステム×リソース
となるからです。
多くのゲームは「リソース」を増加することで、ゲームに深みを持たせていました(そして「ゲームシステム」は薄っぺらです)が、
それは「コスト」をも増加させてしまいます。
それに対して「ゲームシステム」の増大は、必ずしも「コスト」の増大を起こしません。
ということで、ゲームシステムを豊富にすることが重要なわけですが、
ただ増やすだけでは、ミニゲームをたくさん用意するようなもので、
ゲームの深みは「単純蓄積」するだけです。
目的は、ゲームの深みを「指数的」に増加させることです。
そのためには、
- ゲームシステム全体に「共通項」を持たせることが必要
という結論に達したそうです。
「共通項」によって、ゲーム全体を串刺しにして、
つながりを持たせようとしたわけです。
それが、「人間」なのです。(つづく)