ゲーム開発のためのオブジェクト指向3

フライ級

フライ級は共通のコンポーネントを参照することにより、
軽量なクラスを実現することです。
 
たとえば、トークンに描画機能を持たせる場合に、
トークンが「グラフィックスオブジェクト」を生成するのは、
リソースの無駄になります。
かといって、トークンの呼び出しを行うたびに、「グラフィックスオブジェクト」のポインタを
いちいち渡すのは面倒です。
そこで、メンバ変数にスタティックな「グラフィックスオブジェクト」の参照を持たせることで共有化を行い、トークン自体が自由に描画を行えるようになります。
 
注意点としては、あるトークンが「グラフィックスオブジェクト」に変更を加えると、
他のトークンにも影響を与えてしまうので、
「グラフィックスオブジェクト」に変更を行ってはならないことです。