操作の制限2

「操作の制限」をすることにより、
プレイヤーに「別の面白いことを気づかせる」
というのが、前回のお話でした。
 
今回は、それをもう少し掘り下げてみます。
 
「操作の制限」には、色々と種類があります。
そこで攻撃方法の制限を分類してみました。

分類制限からの回復方法具体例
数の制限アイテムによる補給弾丸系・ショット系
時間の制限時間により回復エネルギー系
状況の制限状況からの解放水の中など環境の変化
トリガー制限特殊な条件オーバーヒート・同時発射制限
数の制限が一番よく使われると思います。 例えば、バイオハザードのハンドガンですね。 こういったものには弾数制限があり、マップに落ちているアイテムから弾薬の補給を行います。   時間の制限とは、時間の経過により、自動的に回復するものです。 ただ、時間の経過で弾丸系の武器が回復するのは、不自然な印象をあたえるので、 できれば避けたほうがいいかもしれません。   状況の制限とは、環境による制限です。 例としては、水の中では銃が使えない、とかです。 他にも、例えば銃が敵に効かない、というのもこれに該当します。   トリガーの制限とは、特殊な操作の制限です。 例えば、熱を持つような武器の場合、連続で発射し続ける(ボタンを押し続ける) という操作を行うと、オーバーヒートして動かなくなる、といった感じです。 他にも、画面内には1発しか発射できない(連射できない) というような場合もこれに当てはまります。 (例えば、強力なエネルギー砲やグレネードランチャーなど)     これらの制限の使用方法としては、 その攻撃方法の持つイメージに合う、制限を選択することです。 (例えば、弾丸系の武器が時間で回復するのは不自然)   そして、メリット・デメリットを組み合わせることにより、 それぞれが一長一短の攻撃方法を持ち、 武器の選択により、多彩な展開を引き起こすことがポイントとなります。