「操作の制限」をすることにより、
プレイヤーに「別の面白いことを気づかせる」
というのが、前回のお話でした。
今回は、それをもう少し掘り下げてみます。
「操作の制限」には、色々と種類があります。
そこで攻撃方法の制限を分類してみました。
分類 | 制限からの回復方法 | 具体例 |
数の制限 | アイテムによる補給 | 弾丸系・ショット系 |
時間の制限 | 時間により回復 | エネルギー系 |
状況の制限 | 状況からの解放 | 水の中など環境の変化 |
トリガー制限 | 特殊な条件 | オーバーヒート・同時発射制限 |
数の制限が一番よく使われると思います。
例えば、
バイオハザードのハン
ドガンですね。
こういったものには弾数制限があり、マップに落ちているアイテムから弾薬の補給を行います。
時間の制限とは、時間の経過により、自動的に回復するものです。
ただ、時間の経過で弾丸系の武器が回復するのは、不自然な印象をあたえるので、
できれば避けたほうがいいかもしれません。
状況の制限とは、環境による制限です。
例としては、水の中では銃が使えない、とかです。
他にも、例えば銃が敵に効かない、というのもこれに該当します。
トリガーの制限とは、特殊な操作の制限です。
例えば、熱を持つような武器の場合、連続で発射し続ける(ボタンを押し続ける)
という操作を行うと、オーバーヒートして動かなくなる、といった感じです。
他にも、画面内には1発しか発射できない(連射できない)
というような場合もこれに当てはまります。
(例えば、強力なエネルギー砲や
グレネードランチャーなど)
これらの制限の使用方法としては、
その攻撃方法の持つイメージに合う、制限を選択することです。
(例えば、弾丸系の武器が時間で回復するのは不自然)
そして、メリット・デメリットを組み合わせることにより、
それぞれが一長一短の攻撃方法を持ち、
武器の選択により、多彩な展開を引き起こすことがポイントとなります。