エレクトロニック・アーツ(EA)の近代的な経営手法
EAというと、日本ではスポーツゲームや映画の版権ゲームばかりだしている、
でも、たまにダメダメゲームを作ってしまう(苦笑)、
そんなイメージしかないと思います。
でも、実はヨーロッパではトップのシェアを持つ一兆円企業です。
日本のユーザーからみれば、
「面白いゲームを作れないのに、、、どうして???」
と思うかもしれません。
その理由は、近代的な経営手法を取り入れ、
- 無駄な作業をしないための開発環境ができあがっている
からです。
まず、EAはゲームを開発すると、そのノウハウを社内に蓄積します。
そして、同じようなゲームを作ると、そのノウハウを利用します。
新しく必要となったノウハウは内部に蓄積します。
そのため、開発コストを最小限に抑えることが可能となっています。
ここは、日本のゲーム開発が「個人の力量」に依存するのと大きく違いますね。
そして、そのノウハウの中でも、特に重要なのが、
- 複数の言語に翻訳・変換できるシステムを持っている
ことです。
ヨーロッパは、本当に多くの言語が存在していますよね。
ドイツ語・フランス語・スペイン語…。
そういった、多言語問題に対応していることがEAの強みです。
今月の「日経ソフトウェア」で紫月美夜さんが言われていたように、
- 日本で人気のRPGを海外に販売できないのは、言語の翻訳コストが高いため
という話(たしかこんなかんじだった)があったように、
日本のゲームメーカーは、「多言語問題」を放置しているのが現状ですね。
…えっと、まとまらなくなってしまったのですが(´Д`;
日本のゲームメーカーは、面白いゲームを作る技術は世界でトップですが、
経営手法についてはEAに学んだ方がいいかもしれない、
という話でした。はい。