よいセリフの書き方
ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)
から、セリフの部分をkenmoなりにまとめ。
良いセリフとは、
といった要素の「流れ」を意識したもの。
かっこいいセリフを言わせたい、
ではなくて、「流れ」を表現するもの。
表情とセリフ
同じセリフでも表情によって意味は変わる。
彼女はしかめっ面をしながら、 「ありがとう」 と言った。
彼女は満面の笑みを浮かべて、 「ありがとう」 と言った。
彼女は呆れ顔で、 「ありがとう」 と言った。
彼女は瞳を潤ませ、 「ありがとう」 と言った。
また、これらの「ありがとう」には、言葉以上の意味を持ちます。
コンテキスト
コンテキストとは、
キャラクターの感情、それまでの過程(文脈)を表すセリフのこと。
「あれ!? 今井さんは?」 「私は残って協会を守る」 「───僕、どうお礼したらいいか……! この2週間……」 「気にするな。 私は少し後押ししただけだ。 ───いずれまた会うことになる。 それまで無事でいることが礼だと思え……!!」 (ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 8巻)
この会話により、ロージーが2週間の間、
今井さんに色々と手助けをしてもらった、
そして、ロージーが成長したこと、
これから危険が迫っていること、
が分ります。
こういった、はっきりと言葉にしていないものの、
なんとなくそれまでの出来事が理解できるのが、コンテキストです。
タメ口
タメ口は親しいもの同士、もしくは格下の人に使う
敬語
敬語は、
- 目上の人、上司、年上
- 脅されたとき
- 相手を非難
- 相手を拒否
- 相手を馬鹿にする
時などの場合に使うことができる