シナリオめも

シナリオの基礎技術という本からのメモ。

伏線とハプニング

何か出来事を起こす場合、その予兆をあらかじめ入れておくのが伏線。
伏線を入れると、「ご都合主義」の違和感を取り除くことができる。
伏線なしで出来事を起こすのがハプニング。
ハプニングは驚きを与える効果がある。

テロップ

画面下にでる文字。

「慶応元年四月──」

とかいう状況説明の文字。

パントマイム

仕草で状況を説明する方法。
例えば、YESという意思表示をする場合に、縦に首を振るとか。
会話している暇がない(例えば城が崩れて脱出しなければならない状況)場合、
長々としゃべらせるより、仕草で手早くやり取りを済ませたほうがよい。

嘘セリフ

建前上、本心とは嘘のセリフを使うことで面白くする方法。
例えば、

「私は、あなたなんか、大嫌いよ」

という説明セリフを入れて、本心は、
「好きで好きでたまらない」
というパターン。

シャレード

小道具

セリフの機能

セリフの機能は3つ

  • 事実を知らせる
  • 人物の心理、感情を表す
  • ストーリーを進展させる

セリフのパターン

独白

独り言で話を進めること。

聞いたか坊主

噂話形式で話をすすめること。

英会話セリフ

感情が伴わないセリフ。

「クリスタルはどこへいったんだ」
「大魔王ルシファーに破壊されました」

答えをあらかじめ用意しておいて、そのための問いかけをするパターン。

説明セリフ

状況を説明するだけのセリフ。

「くそっ、、クリスタルはどこへいったんだ!」
「大魔王ルシファーに破壊されました」
感情あるセリフ

感情がこもったもの。

「くそっ、、クリスタルはどこへいったんだ!」
「………」
「どこへいったと聞いているんだ!!」
「も、申し訳ありません、、。私が目を話した隙に、、」
情緒あるセリフ

ムードやテンポを考慮したセリフ。
、、高度すぎてkenmoには書けません(´Д`;

人物の出し入れ

板付き法

シーンの最初から人物がいること。
その状況にいたるまでの出来事を省略することができるので、
結論を先に出すことができる。

空舞台法

シーンの最初に人物がいないこと。
人物を登場させるところから入るので、過程をゆっくり見せるのに向いている。

退場

退場間際のセリフは印象を強くすることができる。
例えば、退場間際に、

「いいですね。その封印は決して解かないでくださいね」

と念を押すとか。

時間表現

テロップ法

テロップを出す

小道具法

道具で時間の経過を表す。
例えば、
部屋に閉じ込められて、
「ここで3日間魔法の修行をするんだ」
ということになり、
次のシーンで、部屋が散らかり放題になっていれば、
かなりの時間が経過したと思わせることができる。

インサート法

例えば、太陽だけを表示(挿入)し、それが沈んで月が出るところを見せれば、
日が暮れたことを表現することができる。

記号法

暗転(フェードアウト)、フェードインにより、時間を盗む方法。

カットバック

別々の場面を交互に描くことにより、シーン内の時間を盗む方法。