未来予測2

もう少しまともに分析。
 
現在情報と未来予測情報との違いから考えると、
現在情報は、「現在の状態」を示すもので、
未来予測情報は、「現在の状態」が継続した場合の結果であり、
「現在の状態」が変化した場合、結果を変えることができる、
ということです。
 
その情報が、

  1. メリットであれば、実現可能であるか
  2. デメリットであれば、回避可能か、もしくは対策を立てることが可能か

ということで、価値が決まるのではないか、
という気がします。
 
1については、例えば、ゴルフのショット角度の表示について、
たいていのゴルフゲームでは、

  • ちゃんとまっすぐに打てた場合の角度である
  • 風による影響を考慮していない

などの部分において、価値の低い情報であると言えます。
 
ただ、これらの部分が考慮されすぎると、
「未来予測の構築」の面白さがなくなるので、
これはこれでアリですね。
 
また、他の要素の介入や状態の変化により「現在の状態」が変更し、
情報を書き換えられやすい場合も価値が低くなります。
 
例えば、ゴルフで、風の影響を考慮した軌道が表示されていても、
風の強さ・角度が1秒ごとに変化する、
という場合、情報の信頼性が低くなり、価値が目減りしてしまいます。
 
 
2については、例えば、
レーザーの発射前に砲台が光る演出があり、
ぴかっと光ってから、発射までがわずか0.1秒である場合、
プレイヤーが回避行動を取ることはほぼ不可能です。
 
また、シューティングで敵の出現予告が100個同時に出ても、
たいてい対処できません。
 
このように、なんらかの対策を取らなければならない情報である場合、
その対策を選択する時間、もしくは選択肢が存在しない場合、
その情報の価値は低くなる、ということです。

結論

未来予測情報は、何も考えず垂れ流しをしてしまうと、
画面中に無価値な情報溢れかえってしまったり、
面白さを奪ってしまうことがあります。
 
なので、情報により発生する「価値」や「面白さ」を考慮して、
表示するのがいいと思います。
 
昔、スクロールタイプのフィールド探索系のゲームで、
kenmoは、ミニマップを出したほうが親切でいいかな、と思っていたのですが、
出すと探索する面白さ(攻略の構築)がなくなる、
ということで出さないことになりました。
 
というように、情報により発生する結果をよく考えることが大切なのでは、
などと思いました。