■
書籍版 DirectX9実践プログラミング (I・O BOOKS)
- 作者: 第二I O編集部
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 292回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
あまりよろしくないのですが、この本だけは中々のデキです。
DirectXの主要な機能をほぼ網羅して解説しているのは、
この本だけではないのでしょうか。
まあ、工学社は昔からDirectXの本はたくさん出してましたから、
これは「集大成」とも言ますね。
ぎっしりと内容が詰まっていますよ〜。
- 作者: 今給黎隆
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 189回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
中盤から一気に難しくなるので、要注意です(笑)
シェーダについて、ここまで突っ込んだ内容で、かつ、分かりやすいのは、
この本だけではないでしょうか。
基本的な3D数学について、細かく解説しているのも嬉しいですね。
Java
Javaは実行速度が遅いですが、以下のメリットがあります。
- 超強力な統合環境「Eclipse」が無料で手に入る
- C/C++と比べるととてもシンプルにできている
- ガベージコレクタにより、メモリ管理に悩まされない
- ポインタを明示的に使えない
- 標準ライブラリがかなり充実している
- その他構文がシンプル(例外処理など)
最近では業務アプリの多くJavaだったり、iアプリがJavaでできていますので、
そちらの方面に進みたい人は、覚えておくといいかもしれません。
- 作者: 長久勝
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2004/02/27
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 356回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
中身はかなり硬派で本格的です。
(逆に表紙につられた人はつらいかも…(笑)
さて、ゲームプログラム本は基本的に、ゲームはあまり作らないが言語を知っている人、
というような「言語屋」が書いています。
そういったものは、ツマラナイ、ありがちな、ゲームの作り方を解説していて、
読んでいてヒジョーに退屈です。
ですが、この本の作者は元ゲームプログラマーで、発想も面白いものを持っています。
なので、サンプルもひとひねりあるゲームでなかなか楽しいです。
また、
「ゲームを作るには何が必要か?」
ということが、経験や実績に裏打ちされていて、
「ゲーム製作の本質とは?」
がとてもよく分かる説得力のある解説になっています。
あと、ゲームの「フレームワーク」の作り方も説明していますので、
なかなか高度な内容になっていると思います。
自分で「フレームワーク」「ライブラリ」を作るときの参考にもなると思います。
Win32API
Windowsゲームプログラミング (Game developer)
- 作者: 赤坂玲音
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 100回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
Win32APIとCのみという硬派な本です。
ウィンドウや画像の表示、音声の再生、キーの入力など、
今までのAPI本ではテキトーに扱われていた(笑)項目を
しっかり解説していていい感じです。
例えばDirectXなどだと、
ランタイムをインストールしてもらわなければいけなかったりと、
プレイしてもらうには、ユーザに多少なりとも負担になります。
その点、Win32APIとCのみであれば、
すぐにでも実行してもらえるような、
非常にコンパクトにゲームを作ることができますね。
応用として、テトリスやブロック崩しなど、
ゲーム作成の基本となる題材も解説されているのも、
なかなかポイント高いです。
画像処理
- 作者: 須崎亮太郎,内村創,荻野友隆
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2004/12/21
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 201回
- この商品を含むブログ (83件) を見る
DirectXなどの画像処理ライブラリを使用しているうちに、
「その中身はどーなってるの?」
と、ふと思うときがあります。
この本では、画像の矩形転送から、回転・拡大・縮小、αブレンド、モザイク、ぼかしなど、
画像処理の基本的なものを非常に分かりやすく書いています。
(応用で画像解析も書いてあります。まだ読めてませんが…(´Д`;)
こういった本は、理系向けの難しい内容(数式だらけ〜(笑))で書かれることが多いのですが、
これは数学の知識はあまり必要としないので、とっても分かりやすいです。
数学/物理
ゲームを作るのに、「数学」や「物理」の知識は必ずしも必要ではありません。
ですが、知っているのと色々と楽ができます。
例えば、キャラを円を描くように動かしたいとします。
その場合、三角関数を知っていれば、
「ああ、sinとcosを使えばいいんだな」
とすぐに分かります。
(さらに、ちょっと工夫すれば、「渦」の動きもできてしまいます)
ですが、知らないと、
「あああ、分からない…。まあいいや、直線の動きを組み合わせて…」
というように、すごく面倒な手順を踏むことになります。
というわけで、「数学」や「物理」の知識があると色々と有利なのです。
余談ですが、最近のゲームプログラマの採用基準として、
「プログラムはできて当たり前。
数学や物理の知識がないと、ゲームプログラマとしては失格」
という傾向があるそうです。
(まあ、最低3Dゲームぐらいは作れないと、、、ということがありますが)